米下院議長 “岸田首相 4月11日に上下両院の合同会議で演説”

アメリカ議会のジョンソン下院議長は、国賓待遇でアメリカを公式訪問する岸田総理大臣が、来月11日に上下両院の合同会議で演説すると発表しました。

岸田総理大臣は、来月、国賓待遇でアメリカ・ワシントンを公式訪問し、バイデン大統領と日米首脳会談を行うほか、公式晩さん会などに出席する予定です。

これに関連して、アメリカ議会のジョンソン下院議長は4日、与野党の指導部と連名で、岸田総理大臣が日米首脳会談の翌日の来月11日に上下両院の合同会議で演説すると発表しました。

この中でジョンソン議長は「岸田総理大臣をアメリカ議会に迎え、初めて演説を行うことを光栄に思う。私たちはこれまで以上に専制政治に対して声を上げ、世界中で自由と民主主義を追求し続けなければならない」と強調しました。

そして「日米安全保障条約は国際連携と外交の輝かしい模範であり、日米同盟は両国と世界にとっての安定と安全保障の礎だ」としています。

日本の総理大臣がアメリカ議会の上下両院の合同会議で演説するのは安倍元総理大臣が2015年に行って以来、およそ9年ぶりです。

また日米関係筋は、岸田総理大臣がワシントン以外に、日本企業が進出している州を訪問することも検討しているとしています。

林官房長官“強固な日米同盟 世界に示すうえで有意義”

林官房長官は閣議のあとの記者会見で「国際社会がさまざまな課題に直面するいまこそ、日米の固い結束が重要だ。岸田総理大臣のアメリカへの公式訪問は、上下両院の合同会議での演説を含めて、両国の緊密な連携を一層深め、強固な日米同盟を世界に示すうえで大変有意義なものになる」と述べました。