プロ野球 今季からインフルエンザも感染症特例の対象に

プロ野球は昨シーズンまで新型コロナの感染者や濃厚接触者が1軍の出場選手登録を抹消された場合通常の10日を待たずに再登録が可能になる特例を設けていましたが、今シーズンから新型コロナに加えてインフルエンザの感染や予防接種による体調不良を特例の対象に加える新たな感染症特例を運用することになりました。

プロ野球では新型コロナの感染拡大を受けて、本人や家族などが感染した疑いがあるときや、発熱などで体調不良となったときなどに1軍の出場選手登録を抹消された場合、通常の10日間を待たずに再び登録が可能となる特例を設けていましたが、昨シーズンかぎりで終了していました。

NPB=日本野球機構とプロ野球の12球団は、4日に実行委員会を開き、今後、感染症が流行したときに備えてこれまでの特例を踏まえた新たな感染症特例を作成し、今シーズンから運用することを決めました。

それによりますと、新型コロナに加え、インフルエンザの感染や予防接種による体調不良が原因で出場選手登録を抹消した場合、10日間を待たずに再び登録が可能になるということですが医療機関の診断書の提出が必要になるということです。

また、新型コロナの特例が運用された昨シーズンまでと同じく今シーズンも、出場選手登録は通常時の29人から31人、ベンチ入りの選手は25人から26人、外国人選手枠は4人から5人に広げられることも決まりました。

NPBでは今後、新たな感染症が拡大した際には今回設けた感染症特例に加えるかどうか検討することにしています。