北陸新幹線 金沢~敦賀間開業へ「1番列車」の運転士ら意気込み

北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業まで2週間を切る中、開業日当日の「1番列車」の運転士と車掌が4日、福井県敦賀市で意気込みを語りました。

今月16日に開業する北陸新幹線の金沢・敦賀間の1番列車は
▽上りが敦賀駅を出発する「かがやき502号」
▽下りが金沢駅を出発する「つるぎ1号」になります。

開業まで2週間を切る中、1番列車の運転士と車掌合わせて4人が4日、JR敦賀駅の新幹線ホームで報道関係者の取材に応じ、当日に向けた意気込みを語りました。

このうち「かがやき502号」の運転士で福井県おおい町出身の浦松義幸さんは「北陸新幹線の運転士になる夢がかない、かつ、1番列車の運転士を務められるのは感謝の気持ちでいっぱいです。乗客の皆さんには新北陸トンネルを出た後の敦賀の町並みの景色を楽しんでほしい」と話していました。

また、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市出身で「つるぎ1号」の運転士を務める新谷均さんは「被災地の人たちに北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業が明るいニュースとして届けばうれしく思います。北陸が盛り上がることを日本全体の人が期待していると思うので、そこに自分が貢献できるよう一生懸命頑張りたい」と話していました。