ロッテ 佐々木朗希 練習試合に先発 2回1失点 開幕に向け課題

プロ野球、ロッテの佐々木朗希投手が西武との練習試合に先発し、立ち上がりのコントロールに苦しみ2回1失点で開幕に向けて課題を残しました。

ロッテは3日、高知市の「県立春野総合運動公園野球場」で西武と練習試合を行いました。

ほぼ満員となるおよそ9000人の観客が訪れる中、プロ5年目の佐々木投手がことし2回目となる実戦登板で先発しました。

佐々木投手は、1回、先頭にヒットを打たれ、続くバッターにはストレートのみで攻めましたが、ストライクが入らずフォアボールを与え、ノーアウト一塁二塁のピンチを招きました。

そして、西武の3番、指名打者のアギラー選手に155キロのストレートをセンターに運ばれるタイムリーヒットを打たれ先制点を奪われました。

このあと4番、コルデロ選手にフォアボールを与え、満塁のピンチを招きましたが、後続は抑え、1失点でしのぎました。

2回は、ストレートのコントロールをしっかりと修正しセンターフライ2つとショートゴロでわずか8球で3人で抑えました。

佐々木投手は、2回、27球を投げ、1失点。

打たれたヒットは2本、与えたフォアボールも2つでした。

また、この日の最速は157キロで場内で球速が表示されると観客席からどよめきが起こっていました。

佐々木投手は試合後「球が荒れてよくないところもあった。ストレートは徐々に勢いが出てきているので、あとは丁寧に投げないといけない。1回はそこができなかった」と課題を口にしました。

そのうえで、2回からはタイミングや力感を変えたということで「修正できたが、まだまだダメだと思うので、試合を重ねて開幕までにやっていきたい。まっすぐのコントロールや質を高め、次は変化球まで考えられるようにしたい」と話しました。

佐々木投手は、3月31日の日本ハムとの開幕第3戦で先発するということです。