カブス今永昇太 オープン戦初先発 ドジャースに5奪三振も3失点

大リーグ、カブスの今永昇太投手がオープン戦に初めて先発し、5つの三振を奪ったもののスリーランホームランを許し3回途中3失点と課題を残しました。

プロ野球のDeNAから大リーグ、カブスに移籍した今永投手は2日、アリゾナ州グレンデールで行われたドジャースとのオープン戦で、初めて先発登板しました。

今永投手は1回、昨シーズン打率3割3分1厘、ホームラン29本を打った2番のフリーマン選手からこの日最速の151キロのストレートで空振りの三振を奪うなど、この回を3人で抑えて順調な立ち上がりを見せました。

しかし、2回は連打でノーアウト一塁二塁のピンチを招くと、続くバッターにストレートをレフトに運ばれスリーランホームランで3点を失いました。

その後は変化球中心のピッチングに切り替えて3者連続三振で追加点を許さず、3回も先頭バッターからチェンジアップで空振りの三振を奪いここでマウンドをおりました。

今永投手は3回途中41球を投げて5つの三振を奪いましたが、ホームラン1本を含む3安打3失点と課題を残す結果となりました。

今永投手は、「いい結果が出なかったのはものすごく悔しい。ストレートは走っているつもりだったが、はじき返されたので途中から変化球とのバランスを考えて投げるようにした」と悔しそうに振り返りました。

そのうえで、「ここで生き残るためには真っすぐと変化球の配分をどう試合の中で変えていくかだと思う。相手が待っていないボールを投げないと通用しない時もあるので、冷静に判断していきたい」と今後に向けた課題をあげていました。

今永投手はドジャースのベンチにいた山本由伸投手や出場のなかった大谷翔平選手とも登板後にことばを交わしたということで、「日本ではない場所で日本人と会うと安心する。遅れをとらないように自分も結果を出して早く追いつけるようにしたい」と決意を新たにしていました。