石川県 馳知事 “仮設住宅 夏ごろまで必要な戸数確保したい”

石川県の馳知事は被災地で建設している仮設住宅について、ことし夏ごろまでにおおむね必要な戸数を確保したいという考えを示しました。

1日の記者会見で馳知事は、被災地で建設している仮設住宅について「今月末までに着工する予定の4600戸は、6月末までの完成を目指す」と説明しました。

そして、市や町からの要請やインフラの状況を踏まえて追加の建設を進めることでことし夏ごろまでにおおむね必要な戸数を確保し、すべての希望者の入居にめどをつけたいという考えを示しました。

石川県によりますと、仮設住宅への入居の申し込みは、先月22日の時点で7800戸だということです。

馳知事は「大変な中で頑張っていただいていることに改めて感謝する。被災者に1日でも早く安心して仮設住宅に入ってもらえるよう努めたい」と述べました。

一方、馳知事は、被災した住宅などの公費での解体・撤去について「来年10月までの完了を目指す」としたうえで、県として進捗(しんちょく)の管理や広域の調整を行い、市や町を支援していく考えを示しました。