円相場 値下がり 金融政策 早期転換との思惑後退

1日の東京外国為替市場、円相場は値下がりしました。

午後5時時点の円相場は2月29日と比べて、83銭円安ドル高の1ドル=150円49銭~50銭でした。

一方、ユーロに対しては29日と比べて63銭円安ユーロ高の1ユーロ=162円70銭~74銭でした。

ユーロはドルに対して1ユーロ=1.0811~13ドルでした。

市場関係者は「G20のあとの会見で、日銀の植田総裁が2%の物価安定目標の達成について『まだ見通せるまでには至っていない』などと述べたことで、金融政策が早期に転換されるとの思惑が後退して、日米の金利差が改めて意識され円安が進んだ。日米の金融政策の先行きを見極めようと、経済指標や中央銀行の幹部の発言に引き続き注目が集まりそうだ」と話しています。