ユニセフ “アフガンの女性教育 制約や障壁取り除かれるべき”

ユニセフ=国連児童基金の南アジア地域の代表がNHKのインタビューに応じ、女性の教育が制限されているアフガニスタンの現状について「すべての子どもたちが教育を受けられるように、あらゆる制約や障壁は取り除かれるべきだ」と訴えました。

ユニセフで南アジア地域事務所の代表を務めるサンジャイ・ウィジェセケラ氏が来日し、1日、NHKのインタビューに応じました。

ウィジェセケラ氏は先月、イスラム主義勢力タリバンの統治下で女性が小学校までしか通えない状況が続いているアフガニスタンを訪れた際に、医者になりたいと訴える女の子と出会ったことに触れたうえで「すべての子どもたちが教育を受けられるように、あらゆる制約や障壁は取り除かれるべきだ」と訴えました。

ユニセフはアフガニスタンなどで初等教育を受ける機会すらなかった女性を中心に、3年間で6年分の教育内容を学べる施設を設けているということで、こうした活動への支援を呼びかけていました。

また「南アジアの国々は世界的に見ても気候変動の影響を最も受けやすく、ほとんどすべての子どもたちに影響が及んでいる」と指摘し、洪水や干ばつなどの長期的な影響を減らすために国際的な連携の必要性を強調しました。