青森 陸奥湾沖合 漁船から4人転落 3人死亡1人行方不明

29日夜、青森県の陸奥湾の沖合でホタテの養殖漁船に乗っていた4人が海に転落し、これまでに3人の死亡が確認されました。まだ1人が見つかっておらず、海上保安部などが行方を捜索しています。

29日午後7時半ごろ、青森県の横浜町漁業協同組合のホタテ養殖漁船『たか丸』の乗組員4人が帰ってこないと通報があり、海上保安部が捜索したところ、横浜漁港の西およそ1.2キロメートル付近の海上で乗組員3人が漂流しているのが見つかりました。

3人はいずれも横浜町の
▽菊池隆広さん(51)
▽菊池榮次郎さん(87)
▽竹田武美さん(78)で
いずれも死亡が確認されました。

一方、もう1人の乗組員の太田弘樹さん(43)の行方はまだ分かっておらず、海上保安部や海上自衛隊、それに地元の漁船が捜索を続けています。

また、海上保安部によりますとけさ7時半ごろ、横浜漁港の北西、およそ2キロメートルの付近で、深さ25メートルの海底から漁船が見つかったということです。

この漁船はホタテの養殖作業を行うため29日午後3時ごろ、横浜漁港の北にある源氏ヶ浦漁港を出て沖合の漁場に向かっていたということです。