能登半島地震から2か月「引き続き強い揺れに注意」気象庁

能登半島地震から3月1日で2か月です。気象庁は、石川県の能登地方やその周辺で震度5弱程度やそれ以上の地震が起きる可能性は徐々に低くなっている一方、依然、地震活動が活発だとして、引き続き強い揺れに注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、能登地方やその周辺を震源とする地震の回数は、緩やかに減少していて、震度5弱程度やそれ以上の地震が起きる可能性は、地震発生当初と比べて10分の1程度まで低くなってきました。

一方、能登地方では2月29日までに震度1以上の揺れを観測した地震が1701回にのぼり、この1週間では25回と、依然、地震活動が活発な状態です。

気象庁は、一連の地震活動は当面継続するとして、能登地方やその周辺では、引き続き強い揺れに注意するとともに、海底で規模の大きな地震が起きた場合は、津波にも注意するよう呼びかけています。

元日の地震で揺れの強かった地域では、家屋の倒壊のおそれがあるほか、地盤が緩んでいるため土砂災害などの危険性が高くなっています。

復旧作業を行う際は、地震をはじめ雨や雪の降り方にも注意し、危険な場所にはなるべく立ち入らないなど安全最優先で進めてください。