舞台「千と千尋の神隠し」英上演前に橋本環奈さんらが意気込み

海外でも人気の高い宮崎駿監督の映画が原作の舞台「千と千尋の神隠し」がことし4月からイギリスで上演されるのを前に、主演の橋本環奈さんらが意気込みを語りました。

舞台「千と千尋の神隠し」は神々が暮らす不思議な世界に迷い込んだ少女がさまざまな出会いを通して成長する物語で、2022年に国内で初めて上演されました。

この舞台が評判を呼び、ことし4月から8月にかけてイギリス ロンドンの劇場で上演されることになり、29日、現地に行く出演者たちが記者会見を行いました。

主人公の「千尋」を務めるのは、橋本環奈さんと上白石萌音さん、それに川栄李奈さんと福地桃子さんの4人で、現地でも日本語で演じます。

橋本さんは「海外でも原作の映画で日本語のせりふを覚えている人がいるので、楽しんでもらえると思うし、初演から演出が変わりパワーアップした舞台を見せたい」と意気込みを語り、上白石さんは「ことばが違っても体や空気感をそのまま届ける思いで日本人としてまっすぐ向き合いたい」と話していました。

舞台を製作する東宝によりますと、日本語の舞台の海外での長期公演は異例ですが、ロンドンでのチケットの売れ行きは好調で、公演期間を1か月延長するなど、現地でも注目を集めています。