関東甲信 29日夜遅くから1日朝にかけ 山沿い中心 大雪のおそれ

本州の南岸を急速に発達しながら進む低気圧の影響で、関東甲信は29日夜遅くから3月1日朝にかけて山沿いを中心に大雪となるおそれがあります。気象庁は積雪や路面の凍結による交通への影響に十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、九州付近にある低気圧の影響で関東甲信は南部を中心に雨が降っています。

低気圧はこのあと急速に発達しながら本州の南岸を北東へ進むため、29日夜遅くから3月1日朝にかけて関東北部の山沿いや甲信では大雪となるおそれがあります。

3月1日夕方までの24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで
▽関東北部の山地で25センチ
▽甲信で20センチ
▽関東北部の平地で5センチ
▽箱根から多摩地方や秩父地方にかけてで2センチと予想されています。

予想よりも気温が低くなった場合は警報級の大雪となるおそれがあります。

気象庁は積雪や路面の凍結による交通への影響に十分注意し、農業用ハウスなどの倒壊、樹木への着雪などに注意するよう呼びかけています。

今月25日の雪では、箱根などで交通事故が相次ぎました。

雪が予想される地域に向かう際は冬用タイヤなど備えを整えたうえで移動してください。

一方、関東南部の平地や伊豆諸島は雨となる見込みです。

低気圧が接近する伊豆諸島では、3月1日は雨や風が強まり海上では波が高くなる見込みで、気象庁は高波に警戒するとともに強風や土砂災害に十分注意し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。