「とやま応援クーポン」1週間で2万人に“観光業界に活気を”

地震で打撃を受けた観光業を支援するため富山県が発行した「とやま応援クーポン」を受け取った人は、発行開始から1週間でのべ2万人に上ったことがわかりました。県は「落ち込んだ観光業界に活気が戻ることを期待している」としています。

富山県の推計によりますと、今回の地震で県内では1月だけで
▽8万人以上の宿泊客が減り
▽損失額は20億円を超えたということです。

県は打撃を受けた観光業を支援するため、2月20日から県内のホテルや旅館に宿泊したり日帰りで利用したりした人に対し、飲食店や土産店で利用できる「とやま応援クーポン」を発行しています。

現在は対象のホテルや旅館で宿泊や食事などで1万円以上を使った場合、3000円分のクーポンが受け取れます。

県によりますと、開始から1週間となる2月26日の時点でクーポンを受け取った人はのべ2万人に上ったということです。

富山県の観光振興室は「想定を大きく上回る需要に驚いている。宿泊施設を始め、落ち込んだ観光業界に活気が戻ることを期待している」としています。

県は3月16日からは観光客の宿泊代などを補助する「北陸応援割」も始めることにしています。