米大統領が健康診断 “職務を適切に果たせる状態”主治医見解

アメリカの大統領として史上最高齢のバイデン大統領は健康診断を受け、「引き続き、大統領の職務を適切に果たせる状態にある」とする主治医の見解を発表しました。

バイデン大統領はアメリカの大統領としては史上最高齢の81歳で、就任以来、健康状態が大きな関心を集めています。

バイデン大統領は28日、ワシントン近郊の病院で健康診断を受け、診断後に主治医による見解が発表されました。

それによりますと、「新たな懸念事項は確認されなかった。バイデン大統領は健康で、活動的で、丈夫な81歳の男性であり、引き続き、大統領の職務を適切に果たせる状態にある」としています。

また、バイデン大統領が睡眠時無呼吸症候群の治療のため、睡眠中に着用する医療機器の使用をこの1年の間に開始したとしています。

バイデン大統領は秋の大統領選挙で再選を目指していますが、キニピアック大学が今月中旬に全米の有権者を対象に行った世論調査では、「さらに4年間、大統領を務めるには年をとり過ぎている」と答えた人は67%に上っています。

バイデン大統領は健康診断を受けたあと記者団に対し、「去年と変わったところは何もない。すべてが順調だ」と述べて、自身が健康であると強調しました。