米ボーイング事故 90日以内に行動計画の提出を FAAが求める

アメリカ西部オレゴン州の上空で1月、ボーイング製の旅客機の窓部分のパネルが吹き飛んだ事故をうけて、アメリカのFAA=連邦航空局はボーイングに対し、90日以内に専門家による最新の調査結果などを盛り込んだ行動計画の提出を求めたことを明らかにしました。

西部オレゴン州の上空で1月、アラスカ航空が運航する旅客機ボーイング737MAX9の窓部分のパネルが吹き飛んだ事故をめぐって、FAAはウィテカー長官が27日、ボーイングのカルフーンCEOなどと会談したことを明らかにしました。

この中で、ウィテカー長官はボーイングが品質管理上の問題に対処し、FAAの安全基準を満たすために、製造ラインの監査結果や専門家による最新の調査結果などを盛り込んだ行動計画を90日以内に提出するよう求めたということです。

今回の事故をうけて、FAAは旅客機「737MAX」の生産拡大を認めず、ボーイングの検査体制と品質システムを監督する独立した第三者機関の活用を検討していて、28日の発表では、今後数週間で監督強化策をまとめる方針を示しました。

さらに、FAAはボーイングの法令順守違反の疑いについても調査を進めているとしています。