東芝 去年4~12月のグループ決算 最終的損益が1070億円の赤字

東芝は、去年4月から12月まで9か月間のグループ全体の決算を発表し、出資する半導体大手、キオクシアの業績悪化で、最終的な損益が1070億円の赤字となりました。会社は経営計画の見直しをことし5月までにまとめるとしています。

東芝が28日に発表した、去年4月から12月まで9か月間のグループ全体の決算は、
▽売り上げが2兆2567億円で、前の年の同じ時期と比べて4.8%減少しました。
▽最終的な損益は1070億円の赤字となり、前の年の同じ時期の840億円の黒字から、一転しました。

株式のおよそ4割を出資する半導体大手、キオクシアホールディングスの去年12月までの9か月間の決算で、最終的な損益が2540億円の赤字となったことが大きな要因です。

東芝は国内の投資ファンドによる買収を受け入れて、去年12月に非上場化しました。

経営の自由度を高めたうえで新たな体制のもとで経営の立て直しを進める方針で、ことし5月までに収益の改善策や成長戦略を含む経営計画の見直しをまとめるとしています。