ダイハツ 出荷停止指示解除の3車種 滋賀工場で3月18日生産再開

「ダイハツ工業」は、国から出荷停止の指示が解除された「ロッキー」のガソリン車など3車種について、滋賀県竜王町にある滋賀工場で来月18日に生産を再開すると発表しました。

ダイハツ工業は、国の認証取得の不正問題で去年12月、国内のすべての自動車工場の稼働を停止しましたが、基準への適合が確認され、国からの出荷停止の指示が解除された車種については、順次、生産を再開しています。

会社は、今月16日に国土交通省が新たに出荷停止の指示を解除した▽「ロッキー」のガソリン車と、▽トヨタ自動車ブランドの「ライズ」のガソリン車、それに、▽SUBARUブランドの「レックス」の3車種について、滋賀工場で来月18日に生産を再開すると28日発表しました。

ダイハツでは、今月12日に京都工場で、26日には子会社のダイハツ九州の大分工場で一部の車種の生産を再開しましたが、主力の軽乗用車「タント」などは国による出荷停止の指示が解除されておらず、生産再開の規模は今回の発表分も含めて、国内全体の4割程度にとどまっています。

会社は、国による出荷停止の指示が解除されていない車種については少なくとも来月15日まで生産を停止することを決めていて、取引先の中小企業などへの影響の長期化が懸念されています。