ザッカーバーグCEO 岸田首相と面会 “AIで実りある話できた”

フェイスブックなどを運営するアメリカのIT大手、メタのザッカーバーグCEOが総理大臣官邸で岸田総理大臣と面会しました。面会のあと記者団に対し「AIについて実りある話ができた」と述べました。

フェイスブックやインスタグラムを運営するメタのザッカーバーグCEOは、27日夕方、スーツにネクタイの姿で総理大臣官邸を訪れ、岸田総理大臣と面会しました。

面会はおよそ30分間行われ、政府関係者によりますと生成AIのリスクなどについて意見を交わし、ザッカーバーグCEOは日本への投資について関心を示したということです。

面会のあとザッカーバーグCEOは記者団に対し「AIやテクノロジーの未来について実りある話ができた。日本で起きていることにとても興奮している」と述べました。

メタは、アメリカのIT大手各社の間で生成AIの開発競争が激しさを増すなか、基盤技術を広く公開する手法で事業の強化を進める一方、各社に対しては、安全性の確保やプライバシー保護などへの対策を求める声が高まっています。

ザッカーバーグCEOは、この数日、自身のSNSでハンバーガーチェーンで食事をしている写真や、日本刀の試し斬りをしている動画など来日中の様子を投稿し、話題になっていました。