給食で男児死亡 小学校が説明会 児童と教員のケア求める声も

福岡県みやま市の小学校で1年生の男子児童が給食をのどに詰まらせて死亡した事故を受けて、学校では27日夜、保護者を対象にした説明会が行われました。

26日、福岡県みやま市の小学校に通う1年生の男子児童が給食をのどに詰まらせ亡くなりました。

市の教育委員会によりますと、「みそおでん」に入っていたうずらの卵による窒息とみられるということです。

学校では27日夜、保護者を対象にした説明会が非公開で行われました。

市の教育委員会によりますと、説明会には200人余りが出席し、保護者からの質問に応じる形で、当面うずらの卵を食材として使用しないことや、45分間の給食のうち、配膳や片づけを除いた20分から25分程度が食事にあてられていたことなどの説明がなされたということです。

また、保護者からは児童だけではなく、担任などの教員の精神的なケアを求める意見が出たということです。

市の教育委員会によりますと、学校ではスクールカウンセラーが全校児童250人余りを対象に面談やアンケートを実施し、給食を食べられないとか、眠れないなどと答えた児童が低学年を中心に、複数人、確認されたということです。

市の教育委員会では今後、必要に応じて、カウンセリングなどに取り組んでいくとしています。