宮城野部屋 春場所の間の師匠代行に元小結 智乃花の玉垣親方

大相撲の元横綱 白鵬の宮城野親方が、暴力問題で引退した弟子への監督責任などを問われて処分されたことを受け、来月の春場所の間、宮城野部屋の師匠代行を元小結 智乃花の玉垣親方が務めることになりました。

宮城野親方は弟子の元幕内、北青鵬が後輩力士2人に暴行を繰り返した問題で、監督責任などを問われて今月23日、日本相撲協会から2階級降格と報酬減額の懲戒処分を受けました。

さらに師匠としての素養や自覚が大きく欠如しているとして、宮城野部屋については来月の春場所は所属する伊勢ヶ濱一門の中で任命された師匠代行が監督することになっていました。

協会によりますとこれを受けて、大島部屋の部屋付きの玉垣親方が27日から師匠代行を務めることになったということです。

玉垣親方は熊本県八代市出身の59歳。

高校教師から27歳で角界入りした異色の経歴で話題を集めました。

関係者によりますと、師匠代行の人選は一門の部屋付き親方の中から行われ、最年長で経験豊富な玉垣親方が選ばれたということです。

4月以降は宮城野親方に対して師匠・親方としての指導と教育を行うため、伊勢ヶ濱一門が宮城野部屋を預かる方法を検討しています。