石川 輪島の接骨院 再開 足腰を痛めた人からの要望を受け

石川県輪島市では、被害を受けた自宅の片づけや水を運ぶ作業などの影響で足腰を痛めた人からの要望を受けて接骨院が再開され、地元の人たちが訪れています。

輪島市新橋通にある接骨院の正木宏治院長(60)は、自宅を兼ねた建物が被害を受けたほか断水も続いていましたが、地元の人たちからの要望を受けて今月16日に再開しました。

27日、訪れた近くに住む80歳の男性は自宅で倒れた家具の片づけや、2日に一度、合わせて30リットルの水を給水所から運んでいたため、特に足から腰にかけての痛みを訴え、施術を受けていました。

訪れる人の中には車中泊が続いて足のむくみを訴える人などもいるということです。

男性は「体が楽になった気がします。重い水や家財を運んでいたので再開してくれてよかったです」と話していました。

「正木針灸接骨院」の正木院長は「地震のあと厳しい環境が続く中で自分の体を気遣うことをためらい、無理をしている人が多いと思います。訪れる人の求めに応じて施術をしていきたいです」と話していました。