石川県 被災地のボランティア宿泊拠点を穴水町に設置 運用開始

石川県は能登半島地震の被災地で活動してもらうボランティアの宿泊拠点を穴水町に設け、26日から運用を始めました。

宿泊拠点の「石川県災害ボランティア奥能登ベースキャンプ」は、穴水町にある旧向洋中学校の校舎に設けられました。

現地ではボランティアの宿泊場所が不足しているため、長時間の移動を伴う日帰りでの活動を余儀なくされていますが、宿泊拠点の設置で1泊2日での活動ができるようになりました。

体育館と空き教室にテントが置かれ、1日およそ100人が宿泊できるということです。

26日は穴水町と珠洲市で活動する42人が宿泊する予定で、夕方には活動を終えたボランティアらがバスで到着していました。

千葉県から参加した70歳の男性は「テントも大きくて快適です。活動する場所まで近いので、あすも朝早くから活動できます」と話していました。

石川県災害対策ボランティア本部の江野浩一郎担当課長は「これまで短かった活動時間を長くしたいと思い設置しました。ここで宿泊してもらい、少しでも早い復旧につなげたいです」と話していました。