石川 輪島 仮店舗での再開で復興願うメッセージ添えた看板製作

石川県輪島市で被災した店舗が仮店舗で再開するのに合わせて、地域の復興を願うメッセージが添えられた店舗案内の看板が製作されました。

輪島市で看板店を営む吉田広実さんは、地震で自宅が全壊し家族は金沢市に避難しましたが、地域の店舗の再開を後押ししたいと1人輪島市に残り看板の製作を続けています。

吉田さんの店舗も地盤にひびが入るなどの被害がありましたが、看板製作に使う大型のプリンターなどは被害を免れたということです。

製作したのは被災した市内の自動車工場が別の場所に建てる仮店舗を案内する看板で、地域が一体になって復興することを願う依頼主からの希望で「がんばろう輪島」というメッセージが添えられています。

26日は依頼した自動車工場の男性が店を訪れ、看板を受け取ったあと早速被災した元の店舗の外壁に取り付けていました。

看板製作を依頼した男性は「看板をつけてもう1回、一からやり直す再スタートだと感じている。頑張ろうと書いたからには僕も頑張らなきゃいけない」と話していました。

看板を製作した吉田広実さんは「皆で輪島を元に戻していこうというのが一番の願いだ。文字が入ることで皆さんが見て復興に向かっていることが分かってよいと思う」と話していました。