フィギュア 男子シングル 鍵山優真 世界選手権向けた練習公開

フィギュアスケート、男子シングルの鍵山優真選手が初優勝をねらう来月の世界選手権に向けた練習を公開し「満足のいく演技をして優勝という結果がついてくればいい」と意気込みを話しました。

鍵山選手は今シーズン、おととし7月に痛めた左足首のケガから2シーズンぶりに国際大会に復帰し、今月行われた四大陸選手権では300点台の得点をマークする圧倒的な演技で初優勝を果たしました。

26日は、来月カナダで行われる世界選手権に向けて、練習拠点を置く愛知県豊田市のリンクで練習を公開しました。

ジャンプでは去年12月の全日本選手権のあと新たにフリーの構成に加えた4回転フリップを繰り返し飛んで感触を確かめました。

曲をかけた練習では転倒するミスもありましたが「力を抜いて肩が早く開かないように意識している」と修正してジャンプに取り組み、成功率の向上を目指していました。

鍵山選手は「全日本選手権のあと、より強く勝ちたいという気持ちをもって練習して、四大陸選手権では今シーズン初めて納得のいく演技ができた。今はとてもいい状態だ」と話しました。

そのうえで、初優勝をねらう世界選手権に向けて「まずは取り組んできたことをしっかりと出して満足のいく演技をして優勝という結果がついてくればいい」と意気込んでいました。

鍵山選手は27日から長野県の軽井沢で合宿を行って、さらにジャンプの精度を高める練習に取り組んだあと来月3日にカナダに移動し、世界選手権に向けて準備を進めるということです。