岡崎慎司 現役引退へ「体がボロボロ」日本代表歴代3位の50得点

サッカーの元日本代表で、歴代3位の50得点をマークしている岡崎慎司選手(37)が、今シーズンかぎりで現役を引退することになりました。これは、岡崎選手が所属するベルギー1部リーグのシントトロイデンが26日、公式ホームページで発表しました。

岡崎選手は兵庫県出身。守備の裏にタイミングよく飛び出す俊敏性が持ち味のフォワードで、倒れ込みながらシュートに持ち込む闘志あふれるプレースタイルが特長です。滝川第二高校から2005年にJリーグの清水エスパルスに加入し、フォワードの中心選手として活躍しました。

その後、海外に挑戦し、ドイツ1部リーグのシュツットガルトやマインツを経て、2015年にイングランドプレミアリーグのレスターに加入し、リーグ優勝に貢献しました。そして、スペインのクラブを経て、2022年からベルギー1部リーグのシントトロイデンでプレーしています。

ドイツ・マインツ所属時(2015)

日本代表では2010年の南アフリカ大会から3大会連続でワールドカップの代表に選出され、代表としてこれまで119試合に出場して、釜本邦茂さん、三浦知良選手に次ぐ歴代3位の50得点をマークしています。

今シーズンはけがの影響もあり、シントトロイデンでの出場機会が減っていました。

岡崎選手はクラブを通じてコメントを出し、「サッカー選手として今まで全力を尽くしてきたけど、気付いたら体がボロボロで、自然と自分に限界を感じました。このクラブに来たこと、このクラブで引退を決意したことは運命だと感じています。シーズン最後まで復帰を目指しながら、チームに貢献できるよう頑張ります」としています。

岡崎選手は、今シーズン終了後に引退の記者会見を開く予定だということです。

イングランド・プレミアリーグでの優勝も経験