能登半島地震8週間 1万人超が避難所で暮らす 支援継続が課題に

最大で震度7の揺れを観測した能登半島地震から26日で8週間です。今も1万人を超える人たちが避難所で暮らしていて、支援をどう継続していくかが課題となっています。

石川県内では、能登地方を中心に建物やインフラの被害が相次ぎ、2月22日の時点で7万5661棟の住宅で被害が確認され、能登地方を中心におよそ2万1880戸で断水が続いています。

がれきの撤去や断水の解消といった復旧に向けた動きや、仮設住宅の建設も進み始めていますが、今も1万人を超える人たちが避難所で暮らしています。

こうした中、輪島市は、今後、職員の態勢の縮小が見込まれるため、3月1日から支援物資の届け先を指定避難所に集約することとし「自主避難所」の住民には物資を取りに来るよう呼びかけています。

また、輪島市の避難所では、炊き出しを支えている団体や飲食店からの支援の申し出が減り、3月以降は予定のない日が目立つようになり、住民の負担が増しています。

仮設住宅の整備や断水の解消には時間がかかる見通しで、避難生活が長期化する中、支援をどう継続していくかが課題となっています。