大谷翔平 キャンプで4回目の打撃練習 オープン戦に備える

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手は25日、キャンプに入って4回目となる実戦形式の打撃練習を行い、日本時間の28日にも出場するとみられているオープン戦に備えました。

アリゾナ州グレンデールで行われているキャンプで調整を続けるドジャースの大谷選手は25日、このキャンプで4回目となる実戦形式の打撃練習を行いました。

練習では、最初に中継ぎの右ピッチャーで、大谷選手の移籍にともなって背番号「17」を譲ったことでも話題になったジョー・ケリー投手と対戦し、フルカウントから7球目を見逃して三振でした。

別のピッチャーと対戦した次の打席はレフトフライ、3打席目は再び見逃し三振でした。

大谷選手はロバーツ監督の話などから27日、日本時間の28日にも初めてオープン戦に出場すると見られています。

山本由伸は軽めの調整

また、山本由伸投手はキャッチボールや守備練習など軽めの調整を行いました。

山本投手のオープン戦の初登板についてはロバーツ監督が28日、日本時間29日のレンジャーズ戦を「いい選択肢だと思う」と話していて、2月中にも2人の実戦デビューが実現する見通しです。

山本のサポート役 石原与一さんも練習に参加

ドジャースのキャンプで、山本由伸投手のサポート役を務める男性が練習に参加する珍しい場面がありました。

山本投手の高校の野球部の先輩で幼なじみでもある石原与一さんは、山本投手の大リーグ移籍後、自動車の運転など生活のサポート役を務めています。

25日の練習では、名前の語呂合わせとみられる「41」の背番号が入ったユニフォーム姿で石原さんが登場し、大谷翔平選手とともに実戦形式の打撃練習に参加しました。

中継ぎのジョー・ケリー投手と対戦した石原さんは見逃し三振でしたが、途中ファウルボールで粘りを見せる場面もありました。

山本投手の契約交渉の際に、ドジャース側が石原さんも選手とともに野球をする機会を作るという話をしていたということで、この日その約束が実現する形となりました。

石原さんの打席の際には大谷選手や山本投手も後ろから笑顔で見守っていました。