家族でにぎやかに先祖を供養する「十六日」沖縄 宮古島

旧暦の1月16日にあたる25日、沖縄県宮古島では亡くなった人たちの正月、「十六日」(ジュウルクニチ)として家族で墓参りをして供え物のごちそうを囲みながら、にぎやかに先祖を供養する光景が見られました。

「十六日」は、宮古島や八重山地方で毎年、盛大に行われています。

日曜日と重なったことしは、昼前になると宮古島市内の墓地公園に大勢の親族が集まりました。

墓の前では、料理やお菓子が供えられ、先祖がお金に困らないようにとあの世のお金とされるウチカビを焼いたあと、集まった人たちが手を合わせました。

集まった人たちは供え物のごちそうを囲みながら、にぎやかに先祖を供養していました。

沖縄本島から8年ぶりに子や孫たちと先祖の墓に集まった30代の男性は、「家族が健康に過ごせるように先祖にお願いしました」と話していました。

また、20代の女性は、「子どもが産まれたことを報告しました」と話していました。