スポーツクライミング スピード 安川潤が連覇 ジャパンカップ

高さ15メートルの壁を登る速さを競うスポーツクライミング、スピードの日本一を決めるジャパンカップが佐賀県で行われ、男子はパリオリンピック出場を目指す20歳の安川潤選手が大会2連覇を果たし、女子は18歳の竹内亜衣選手が初優勝しました。

スポーツクライミングのスピードは、世界共通のルートが設定された高さ15メートルの壁を登る速さを競う種目で、東京オリンピックでは「複合」のひとつとして行われましたが、パリ大会では単独の種目として実施されます。

この日本一を決めるジャパンカップが25日、佐賀県多久市で行われ、このうち男子は、去年のこの大会を制した大学生の安川選手が、決勝トーナメントの1回戦を5秒34の好タイムで勝ち上がりました。

このあとも5秒台中盤のタイムをそろえて勝ち上がった安川選手は、決勝も安定感のある登りで5秒53のタイムで勝ち、大会2連覇を果たしました。

一方、5秒07の日本記録を持つ21歳の大政涼選手は、予選をトップのタイムで通過したものの、決勝トーナメントの1回戦でホールドを握り損ねて落下し、敗退しました。

安川選手と大政選手は、ことし5月と6月に行われるアーバンスポーツの予選シリーズで、パリオリンピックの出場権獲得を目指します。

2連覇の安川潤「五輪の出場権を勝ち取る」

2連覇を達成した安川潤選手は「連覇がかかっていたので、気合いを入れて臨んだ。決勝トーナメントでは、勝ちを意識して、絶対に優勝する戦い方をした。トレーニングの成果がしっかり出せて、満足した気持ちだ」と振り返りました。
パリオリンピック出場に向けては、フィジカルトレーニングを新たに取り入れたということで「結果を出せたのは満足しているが、このタイムではオリンピックの出場権を勝ち取れないと思う。まずは予選シリーズで、オリンピックの出場権を勝ち取ることしか考えていない」と話していました。

女子は18歳の竹内亜衣選手が初優勝

女子は、オリンピックの予選シリーズに出場する予定の竹内選手が、決勝で7秒87のタイムをマークして、初優勝を果たしました。

竹内亜衣「ベストタイムを上げていきたい」

初優勝を果たした竹内亜衣選手はことしのジャパンカップで、ボルダーとリードでも9位に入っていて「ボルダーやリードの練習で鍛えてきたパワーで、力強い動きができた。出るからには勝ちたいと思っていたのでうれしい」と話していました。

そして、パリオリンピックの出場権がかかる予選シリーズに向けては「出場の権利を獲得できるように練習を頑張って、ベストタイムを上げていきたい」と話していました。