イタリアとカナダがウクライナと協定締結 軍事支援の継続 確認

ロシアのウクライナ侵攻から2年となった24日、イタリアとカナダはそれぞれウクライナとの間で、長期的な安全を確保するための協定を締結し、ウクライナへの軍事支援などを継続していくことを確認しました。

G7議長国のイタリアのメローニ首相とカナダのトルドー首相は、24日、ウクライナを訪れ、それぞれゼレンスキー大統領と会談してウクライナの長期的な安全を確保するための協定を締結しました。

ウクライナ側によりますと、カナダとの協定では、ことし中に30億2000万カナダ・ドル、日本円にして3369億円あまりの追加の軍事支援などを行うとしています。

また、イタリアとの協定には、長期的な軍事と財政面での支援を行うことなどが盛り込まれていますが、具体的な金額は明示されておらず、支援を行う法律の期間を延長し、ことしも支援を継続するとしています。

ウクライナは前日の23日にも、デンマークとの間で協定を締結しました。

こうした協定は、去年7月のG7=主要7か国の共同宣言に基づくもので、すでにイギリス、ドイツ、フランスが締結していて、協定を締結した国は、合わせて6か国となりました。