ベルリン国際映画祭 最高賞「金熊賞」にドキュメンタリー映画

世界3大映画祭のひとつベルリン国際映画祭の最高賞が24日発表され、フランスの植民地だったアフリカのベナンで当時、略奪された財宝が、返還される様子を追ったドキュメンタリー映画が選ばれました。

ベルリン国際映画祭は、カンヌ、ベネチアとならぶ世界3大映画祭のひとつで、24日夜、日本の25日未明に受賞作品の発表と授賞式が行われました。

そして最高賞の「金熊賞」にはフランスの植民地だったアフリカのベナンで当時、略奪された財宝が、返還される様子を追ったドキュメンタリー映画が選ばれました。

ことしはパレスチナのガザ地区でイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続くなか開かれたことから、受賞者などから「いまこそ停戦を」という発言が相次ぎました。

また、最も優れたドキュメンタリー映画へ贈られる賞には、ヨルダン川西岸でイスラエル軍により存続の危機にさらされる村を描いた作品が選ばれました。

授賞式では、ともに製作にあたったパレスチナ人とイスラエル人の監督がそろって壇上に上がり、現地の厳しい状況を訴えました。