岸田首相 “結束しウクライナへの支援推進” G7首脳会合で

ロシアによるウクライナへの侵攻開始から2年となるのにあわせG7の首脳会合がオンラインで開かれました。岸田総理大臣は、侵攻が長期化し厳しい状況が続いているからこそ、結束してロシアに対する制裁とウクライナへの支援を推進していきたいという考えを示しました。

首脳会合は議長国・イタリアの呼びかけで、25日午前0時半からおよそ1時間半行われ、冒頭にはウクライナのゼレンスキー大統領も参加しました。

この中で岸田総理大臣は、侵攻が長期化し厳しい状況が続いているからこそ、G7=主要7か国の首脳がウクライナへの連帯を示すことが重要だとして、ことしも最優先課題の1つとして取り組みたいという考えを伝えました。

そして今月19日に東京で開かれたウクライナの経済復興推進会議で地雷の除去や農業の復興など50以上の協力文書を交わしたことを説明しました。

また、今後、新たにロシアの個人や団体に対して追加の制裁を行う考えを表明しました。

さらに、北朝鮮からロシアへの武器の移転は国連の安保理決議違反だとして、ウクライナで北朝鮮製の弾道ミサイルを使用することは断じて容認できないと強調しました。

そして、公正かつ永続的な平和を実現するため、G7で結束してロシアに対する制裁とウクライナへの支援を推進していきたいという考えを示しました。