衆院政倫審“公開でなければ証人喚問など求める” 立民 泉代表

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けた衆議院政治倫理審査会について、立憲民主党の泉代表は、公開で行われない場合、証人喚問などを求めていく考えを示しました。

衆議院政治倫理審査会は、28日と29日に、松野 前官房長官ら5人が出席して開かれる見通しで、5人は原則どおり非公開での開催を希望しています。

これについて、立憲民主党の泉代表は、長崎県新上五島町で記者団に対し「自民党には改めて公開で行うよう訴えたい。非公開であれば、真実を話しているかどうかわからず、真相解明にはならない」と述べました。

そのうえで「真相が語られなければ今後の政治改革もできない。公開できないのであれば、改めて別の手段で、証人喚問も含め説明を求めていきたい」と述べました。

一方、新年度予算案をめぐり、与党側が年度内の成立が確実になる3月2日までに衆議院を通過させたいとしていることについて「裏金問題の解明が遅れているため、予算案の審議はまだ不十分だ。少子化対策の『支援金制度』や能登半島地震の復興を深掘りする議論が必要で、来月2日の通過は難しい」と指摘しました。