米エヌビディア 株価上昇し時価総額が一時2兆ドル超に

アメリカの半導体大手、エヌビディアの株価が上昇し、企業の価値を示す時価総額が、一時、初めて2兆ドル、日本円で300兆円を超えました。生成AIの利用の急速な拡大が背景にあり、時価総額が2兆ドルを超えるのはアメリカの株式市場ではIT大手のアップルとマイクロソフトに次いで3番目です。

23日のニューヨーク株式市場ではエヌビディアの株価が上昇し、企業の価値を示す時価総額が一時、初めて2兆ドル、日本円で300兆円を超えました。

この会社の手がける半導体は生成AIの利用の急速な拡大を背景に需要が急増し、会社の先月までの3か月間の最終的な利益は前の年の同じ時期の8.7倍になるなど、好調な業績が続いています。

AIの需要を背景に業績の先行きが期待される半導体関連企業の象徴として投資家の注目を集め、21日に発表した決算は日米の株式市場で日経平均株価とダウ平均株価が史上最高値を更新する要因となっていました。

時価総額が2兆ドルを超えるのはアメリカの株式市場ではIT大手のアップルとマイクロソフトに次いで3番目で、AIの需要に期待が高まっていることを改めて示しています。