上川外相 ブラジル外相と会談 “国連安保理改革など連携を”

上川外務大臣は、訪問先のブラジルでビエイラ外相と会談し、国連安全保障理事会の改革などに連携して対応していくことを確認しました。

G20=主要20か国の外相会合に出席するためブラジルのリオデジャネイロを訪れていた上川外務大臣は、議長を務めたビエイラ外相と日本時間の23日朝、30分余り会談しました。

この中で上川大臣は、機能不全が指摘されている国連安全保障理事会の改革に向け、緊密に連携していきたいという意向を伝えたのに対し、ビエイラ外相も、安保理の常任理事国入りを目指す日本とブラジル、それにドイツ、インドのG4で改革を主導していきたいと応じました。

また両外相は、いずれもブラジルで開催される、ことしのG20サミット=主要20か国の首脳会議や、来年の「COP30」=国連の気候変動対策の会議が成功するよう協力していく方針で一致しました。

上川大臣はことし、中南米諸国との外交を重視していて、ブラジル滞在中、メキシコやボリビアの外相とも相次いで会談しました。