被災した石川の「道の駅」で在庫になった特産品 富山県で販売

能登半島地震で被害を受けた石川県七尾市の「道の駅」で在庫になっている特産品を、富山県射水市で販売する取り組みが始まりました。

この取り組みは、富山県射水市にある道の駅「カモンパーク新湊」が、能登半島地震で施設の一部が損壊し営業再開のめどが立っていない石川県七尾市の道の駅「能登食祭市場」を支援しようと、在庫として残っている商品を買い取って始めました。

特設コーナーには、能登の魚介類で作った魚しょうや、石川県の日本酒やワインなど30種類以上の商品が並べられ、3連休初日の23日は午前中から多くの客が訪れていました。

関西から訪れた20代の男性は石川県産の牛肉を使ったカレーなどを購入し、「復興まで時間がかかるかもしれませんが、ものを購入するのも1つの支援になると思う。インフラなどの生活再建が進むことを願っています」と話していました。

道の駅の広報担当の森悠芙子さんは「市場の再開にはまだまだ時間が必要という話を聞き、少しでも助けになれればと在庫商品を買い取らせていただいた。震災への支援のしかたが分からないという方にも手に取りやすいと思うのでできるかぎり続けていきたい」と話していました。