パドレス 松井裕樹 オープン戦に登板 3者連続三振奪う

大リーグ、パドレスの松井裕樹投手は22日から始まったオープン戦の初戦に5人目として登板し、キレのあるスライダーで3者連続で空振り三振を奪う完璧なピッチングを見せました。

今シーズン、プロ野球の楽天から大リーグのパドレスに移籍した松井投手は22日、アリゾナ州ピオリアで行われた、オープン戦の初戦となるドジャースとの試合で3回に5人目としてマウンドに上がりました。

松井投手は先頭バッターに対して3球目にこの日最速の149.6キロのストレートでストライクを奪い追い込むと、4球目は低めにキレのあるスライダーを投げ込んで空振りの三振としました。

続くバッターもストレートとスプリットで追い込んだあと、4球目のスライダーで空振り三振、さらに3人目のバッターも外角高めのスライダーで空振り三振として、あわせて12球を投げて3者連続で空振り三振を奪いました。

キャンプ中に取り組んでいた高めのストレートでファウルボールを打たせる場面もあり、実戦初登板は会心の出来でした。

松井投手は登板後に取材に応じ、「ブルペンから感覚がよくいいところが出せたと思う。ストレートが一番よかったが、結果はできすぎだと思う」と笑顔で振り返りました。

初の実戦は「緊張していた」ということですが、マウンドに上がる際にはショートを守るキム・ハソン選手から日本語で「がんばって」と声をかけられたということです。

松井投手は「きょうはとてもいい日になった」とした上で、「次もおさえられるとは限らない。スプリットが思ったところに操れて3つめの決め球になれば自分の手札が広がると思う。次の登板に向けてスプリットを修正していきたい」と気を引き締めていました。

相手選手も初めての対戦に驚き

3回に先頭バッターとして松井投手と対戦したドジャースのラックス選手は中継局のインタビューで、松井投手のキレのある落差の大きいスライダーをスプリットと思ったようで、「彼は速球のような軌道から本当にいいスプリットを投げていた。見るかぎり、彼はとてもいいピッチャーだ」と初めての対戦に驚いた様子でした。

また、試合後に報道陣の取材に応じたパドレスのシルト監督は松井投手について「彼は非常によく力を示してくれた。これからよりよいバッターと対戦していくことになるが、ストレートもよかったしいいデビューだった」と高く評価していました。