【詳細23日】“仏でイスラエルなどが協議か”複数メディア

イスラエルとイスラム組織ハマスの間で続く戦闘の休止や人質の解放の交渉に向けて、23日にフランスで、イスラエルをはじめ関係国の高官による協議があると複数のメディアが伝えています。交渉が進展しないなか、ハマスへの新たな提案を協議するものとみられます。

フーシ派 アデン湾航行の英船舶に攻撃

フーシ派の報道官は22日、ビデオ声明で、アデン湾を航行するイギリスの船舶に攻撃を行い、「ミサイルは船に直接命中し、火災を引き起こした」と発表しました。

アメリカ中央軍はこの船舶への攻撃で1人がけがをしたことを明らかにしたうえで、これとは別に、アメリカ軍と有志連合の軍艦が紅海でフーシ派の無人機6機を撃墜したとしています。

無人機はアメリカ軍などを標的にしていた可能性が高いということです。

こうした中、フーシ派の指導者、アブドルマリク・フーシ氏は22日、ビデオ声明でイスラエルがガザ地区で戦闘を続けていることを踏まえ、紅海などで攻撃をいっそう激化させていく考えを示しました。

イスラム組織ハマスとの連帯を掲げるフーシ派は、去年11月以降、紅海周辺で船舶への攻撃を繰り返していて海上輸送に重要な地域でのさらなる緊張の高まりが懸念されます。

“仏でイスラエルなど関係国高官が協議か”複数メディア

イスラエル軍はガザ地区で最も南にあるラファに対し、連日、激しい空爆を続けていると伝えられ、ガザ地区の保健当局は22日、イスラエル軍の攻撃で過去24時間に97人が死亡し、これまでの死者は2万9410人にのぼったとしています。

イスラエル軍はラファにはハマスの最後の拠点があるとしていて、国際社会が強い懸念を示す中でも地上作戦を強行する構えを崩していません。

こうしたなか、複数のイスラエルメディアは、カタールなどを仲介役として行われている戦闘の休止と人質の解放の交渉に向けてイスラエル政府の高官が23日にフランスのパリを訪れ、仲介国やアメリカと協議すると伝えました。

アメリカのメディアもCIA=中央情報局のバーンズ長官が23日にフランスを訪れると伝えています。

複数のバイデン政権高官は来月10日ごろに始まるイスラム教の断食月、ラマダンまでにイスラエルとハマスの間の交渉を成立させ、戦闘の休止を実現したいと話しているということで、双方の交渉が進展しないなか、ハマスへの新たな提案を協議するものとみられます。

ヨルダン川西岸 銃乱射でイスラエル人1人死亡8人けが

一方、ヨルダン川西岸ではユダヤ人入植地の近くにある幹線道路で22日に3人組の男が銃を乱射し、イスラエル人1人が死亡し8人がけがをしました。

地元メディアは3人組の男はベツレヘム近郊に住むパレスチナ人だと伝えていて、ヨルダン川西岸でも緊張が高まる事態となっています。