衆院予算委 分科会後の29日に中央公聴会開催で議決

新年度予算案を審議している衆議院予算委員会は来週27日と28日に各省庁の政策課題などを審議する分科会を開いたあと、採決の前提となる中央公聴会を29日に開催することを議決しました。分科会のあとに中央公聴会を開くのは異例です。

派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けた衆議院政治倫理審査会について、自民党と立憲民主党は来週28日と29日の2日間の日程で開催する方向で調整を進めることを確認しました。

これを受けて、新年度予算案を審議している衆議院予算委員会の理事会が開かれ、与党側は来週27日と28日に各省庁の政策課題などを審議する分科会を開いたあと、採決の前提となる中央公聴会を29日に開催する日程を改めて提案しました。

これに対し、野党側も「審査会を来週開催することが確約された」として、与党側の提案を受け入れました。

このあと、委員会は27日と28日に分科会を開いたあと、29日に中央公聴会を開催することを全会一致で議決しました。

分科会のあとに中央公聴会を開くのは異例で、衆議院によりますと、こうした対応は記録で確認できるかぎりでは昭和33年度予算の審議以来になるということです。