長崎県佐世保市の水族館「海きらら」で展示されているのは、長崎県や三重県など、世界で数か所しか採集された報告がないとされる「ノドナガチョウクラゲモドキ」というクシクラゲの仲間です。
大きさはおよそ2.5センチで、今月、水族館の飼育スタッフによって長崎県平戸市の沖合で採集されました。
“採集報告 世界で数か所” 珍しいクラゲが展示 長崎 佐世保
世界で数か所しか採集された報告がないとされる珍しいクラゲが長崎県佐世保市の水族館で展示され、訪れた人を楽しませています。
水槽内ではクラゲが光を反射しながらゆっくり漂っていて、訪れた人は水槽に漂うクラゲを珍しそうに眺めていました。
滋賀県から来た小学6年生の男の子は「きれいだった。珍しいと聞いてびっくりした」と話していました。
クラゲ飼育員の後藤壮汰さんは「確認されている中では、おそらくこの水族館でしか展示されていないクラゲだと思う。そこまで大きなクラゲではないので、かわいらしいフォルムを楽しんでほしい」と話していました。
「海きらら」によりますと、展示の期間は決まっておらず、クラゲの状態によっては短期間で展示を終了する場合があるということで、注意してほしいとしています。