米とウクライナの駐日大使 侵攻2年を前に会見 支援継続を強調

ウクライナへの軍事侵攻からまもなく2年となるのを前に、アメリカとウクライナの駐日大使がそろって会見し、エマニュエル大使は「アメリカや日本など自由を支持する人々がともにいる」と述べ日本とも協力してウクライナへの支援を続ける姿勢を強調しました。

日本に駐在するアメリカのエマニュエル大使とウクライナのコルスンスキー大使は21日、都内のアメリカ大使公邸で記者会見しました。

この中でエマニュエル大使は「ウクライナの人々は最前線に立たされているが、一人ではない。アメリカや日本など自由を支持する人々がともにいる」と述べ、日本とも協力してウクライナへの支援を続ける姿勢を強調しました。

そのうえで、アメリカの議会で与野党の対立によりウクライナへの追加支援の予算案がまだ成立していないことについては「議会下院は党派を超えてウクライナの人々を見捨てることはないだろう」と述べ、議会上院に続いて下院でも予算案が可決されるという見方を示しました。

これに対しコルスンスキー大使も「バイデン大統領のリーダーシップと超党派の支持によって困難な時期は過ぎ、支援を得られると確信している」と述べて期待を示しました。

一方、停戦について考えを問われると「ロシアの目的はウクライナという国、民族や文化、言語を完全に破壊することだ。どうして交渉などできるだろう」と述べ、現時点では停戦交渉は受け入れられないという立場を強調しました。