白物家電 1月国内出荷額 前年同月比5.4%減 3か月ぶりマイナス

白物家電の1月の国内出荷額が3か月ぶりに減少し、3年前の買い替え需要の反動で伸び悩みが続いています。

日本電機工業会によりますと、エアコンや洗濯機など白物家電の1月の国内出荷額は1662億円で、前の年の同じ月と比べて5.4%減少し、3か月ぶりのマイナスとなりました。

製品別では
▽エアコンは419億円で前の年の同じ月と比べて8.3%増加したものの
▽冷蔵庫は275億円で10.5%減少
▽洗濯機も265億円で17.4%減少しました。

日本電機工業会は、コロナ禍で買い替えが進んだ3年前の反動が続いていることに加え、物価高のなかで家電製品の価格が上昇していることが伸び悩みの背景にあるとしています。

一方、JEITA=電子情報技術産業協会によりますと、テレビやカーナビなど民生用電子機器の先月の国内出荷額は780億円で、前の年の同じ月と比べて17.7%減少しました。

マイナスは11か月連続となりましたが、カーナビやカーオーディオなど自動車関連機器の減少が目立ち、前の月の去年12月よりもマイナス幅は拡大しました。