警察庁長官 能登半島地震で全国から派遣されている隊員を激励

警察庁の露木康浩長官は、能登半島地震で被災した石川県を視察していて、21日は金沢市で全国からの派遣部隊の隊員たちを激励しました。

警察庁の露木長官は、19日から能登半島地震で被災した石川県を視察していて、21日午前、全国の警察から派遣されている部隊の拠点となっている金沢市内の警察学校に到着しました。

石川県の被災地には、これまで延べ5万5000人の警察官が全国から派遣され、救助活動や交通整理、パトロールなどの任務にあたっています。

露木長官は派遣部隊の隊員65人を前に、「発災から50日以上が経過した今なお、長期間の避難生活を余儀なくされている人が数多くいる。派遣された隊員一人ひとりが石川県民のため、そして故郷石川を案じている人のため、全力を尽くしてほしい」と訓示しました。

露木長官は、3日間の視察について「石川県警の職員には、自宅や実家が倒壊したり、家族を失ったりした人もいるが、それにもめげずに働いている職員に数多く出会った。石川県警と全国の警察が一体となって、被災地のために活動していることを大変心強く感じた」と話していました。