山本由伸の開幕シリーズ先発起用は“妥当” ドジャース監督

大リーグ、ドジャースのロバーツ監督は20日、3月に韓国で行われるパドレスとの開幕シリーズで山本由伸投手を先発で起用する意向を示しました。

アリゾナ州グレンデールでキャンプを行っているドジャースは20日、チームの全体練習はありませんでしたが、シーズン開幕まで1か月となったこの日、ロバーツ監督が報道陣の取材に応じました。

この中でロバーツ監督は、3月20日と21日に韓国 ソウルで行われるパドレスとの開幕シリーズで、「山本投手を先発で起用する可能性があるか」という質問に対して、「まだ決定ではないが、それが妥当だと思う」と答え、現時点で山本投手をいずれかの試合で先発として起用する意向があることを明かしました。

そして、このオフにレイズから移籍したグラスナウ投手をもう1人の先発候補としたうえで、「2人が理にかなっていると思う。レギュラーシーズンの中の2試合であることにかわりはないが、スタートを切る準備ができているかを示す重要な2試合だ」と話していました。

山本投手は17日に初めて実戦形式の投球練習を行い、チームの主力バッターを相手に28球を投げて、ヒット性のあたりを1本に抑えるなど好投し、首脳陣やチームメートから高い評価を得ていました。

また、ロバーツ監督は大谷翔平選手のレギュラーシーズンの試合出場に向けた今後のプランについても言及し、「きのう彼と話した。50打席ほどでシーズンへの準備ができるだろう」として、22日から始まるオープン戦のほか、実戦形式の練習などで、合わせて50打席が復帰の目安であることを明かしました。

そして、「彼自身も彼のトレーナーも、もう健康だと言っている。彼のような選手にとって、明確なゴールがあることはいいことだと思う」と話し、開幕シリーズ出場も視野に、調整が順調に進んでいるという認識を示しました。