屋久島沖オスプレイ墜落事故 機体調査進めている 米軍発表

去年11月、鹿児島県屋久島沖でアメリカ軍の輸送機オスプレイが墜落した事故で、アメリカ軍は20日、機体の問題が生じた原因について調査を進めていると発表しました。

去年11月、鹿児島県屋久島沖でアメリカ空軍の輸送機オスプレイが墜落し、乗員8人全員が死亡した事故について、アメリカ軍はこれまでに初期段階の調査結果として「機体そのものの問題が事故につながった可能性がある」としていました。

アメリカ空軍は20日、新たな声明を発表し「機体に問題が生じた原因はまだ明らかになっていない。調査の極めて重要な部分としてこの原因を特定するために、工学的な試験と分析を行っている」として、調査を進めていることを説明しました。

ただ、機体のどの部分を調査しているかなど、詳しい内容については明らかにしませんでした。

今回の墜落事故のあと、アメリカ軍は、去年12月から世界に配備しているすべてのタイプのオスプレイの飛行を停止し、これまでに機体の残骸やフライトレコーダーなどを回収して調査を本格化させています。

20日の声明では「事故調査が完了すれば報告書を公表する前に、亡くなった乗員の家族にまず直接説明する。われわれの優先事項は引き続き乗員と整備士の安全だ」としていて再発防止のため原因究明を急ぐとしています。

林官房長官「飛行の安全確保が最優先事項」

林官房長官は午前の記者会見で「防衛省でアメリカ側との間で引き続き、事故の状況や安全対策などについて確認作業を行っているところで、アメリカ側の所要の調査や分析作業は現在も継続していると認識している」と述べました。

その上で「陸上自衛隊のオスプレイについても事故の状況が明らかとなるまでの当面の間は飛行を見合わせているが、今後の措置はオスプレイの飛行の安全確保とアメリカ軍の情報も踏まえて適切に判断していく。飛行の安全確保は日米共通の最優先事項であり、引き続き、日米で緊密に連携して対応していく」と述べました。