サッカー女子 日本代表選手ら 北朝鮮戦 サウジアラビアへ出発

開催地をめぐって混乱が続くサッカー女子の日本代表と北朝鮮が対戦するパリオリンピックアジア最終予選の第1戦についてサウジアラビアで開催する方針が伝えられる中、日本代表の選手たちが20日夜、現地に向けて出発しました。

日本と北朝鮮がホームアンドアウェー方式で対戦するアジア最終予選は、当初、アウェーの第1戦が今月24日北朝鮮のピョンヤンで行われる予定でした。

今月上旬、アジアサッカー連盟は北朝鮮に対して試合に向けた準備が難しいことなどを理由に中立地での開催を検討するよう提案し、その後、調整が難航しています。

これについて日本サッカー協会の佐々木則夫 女子委員長は「アジア連盟からサウジアラビアのジッダで開催する方向で準備をしているという情報が入り、それに向けて準備をしてほしいと指示があった」と20日明らかにしました。

また、アジア連盟からは北朝鮮の選手などがサウジアラビアに入国するためのビザを取得したという情報が入っているということですが、開催地が決まったという正式な通知はまだないということです。

こうした中、20日夜、日本代表の選手やスタッフおよそ40人が成田空港を訪れ、試合に向けた準備を進めるため2つの便に分かれてサウジアラビアへと向かいました。

現地時間の21日午前10時ごろには到着する予定で、選手たちは午後に軽めの調整をして22日から本格的な練習を行うということです。

そしてイギリスから帰国していなかった長野風花選手や、清水梨紗選手など海外組の4人もチームに合流し、24日の試合に向けて最終的な調整に入ります。