【阪神 キャンプ】育成 川原陸 韓国チームと練習試合3回無失点

「常に最後のチャンスになるかもしれないと思って」。プロ野球・阪神の育成選手、川原陸投手は、20日の練習試合で3イニングを無失点に抑えるなど結果を残し、アピールしました。

阪神は、沖縄キャンプで韓国のチームと練習試合を行い、若手選手中心のメンバーで臨みました。

野手では外野のレギュラー獲得に向けて持ち味のバッティングでアピールを続ける高卒3年目、20歳の前川右京選手が長打力を見せました。

第1打席は2アウト3塁の場面、ファウルで粘って追い込まれてから8球目のアウトコースの変化球を捉えてホームランを打ち、20日も結果を出しました。

前川選手は「2ストライクになってバットを短く持った。うまく打球も上がってくれていい打席になったと思う。レベルの高いところで勝負できるようにもっと練習をしていきたい」と話していました。

ピッチャーでは、岡田彰布監督が期待を寄せる育成選手の川原投手が先発し、キャンプの練習試合で初めてマウンドに上がりました。

持ち味のキレのあるストレートと鋭く曲がるスライダーで三振2個を奪うなど、3イニングを無失点に抑えて大きくアピールしました。

川原投手は「結果が出てほっとしている。常に最後のチャンスになるかもしれないと思って試合に向かっている。あまり考えすぎず、次も攻めて、攻めて、支配下を勝ち取りたい」と必死のピッチングが続きます。