ダイハツ 来月4日以降に滋賀工場で一部車種の生産再開を検討

自動車メーカーの「ダイハツ工業」は、国の認証取得の不正問題を受けて稼働を停止していた滋賀県竜王町にある滋賀工場で、来月4日以降に一部の車種の生産再開を検討していると明らかにしました。一方、出荷停止の指示が続いている車種について、会社は、来月15日まで生産を停止するとしています。

ダイハツ工業は、国の認証取得の不正問題で、国内にある4つの自動車工場の稼働を去年12月に停止しましたが、基準への適合が確認できたとして国土交通省が出荷停止の指示を解除した車種から順次、生産を再開しています。

こうした中、ダイハツは、16日、出荷停止の指示が解除された「ロッキー」のガソリン車とトヨタ自動車ブランドの「ライズ」のガソリン車、それに、SUBARUブランドの「レックス」の3車種について、来月4日以降の滋賀工場での生産再開に向けて部品メーカーや販売店と調整していることを明らかにしました。

ダイハツでは、今月12日に京都工場で一部の車種の生産を再開したほか、今月26日には子会社のダイハツ九州の大分工場で一部の車種の生産を再開する予定です。

一方、会社は、国による出荷停止の指示が解除されていない車種については、少なくとも来月15日まで生産を停止することも発表し、全面的な生産再開のめどは依然、立たない状況が続いています。