運休続いていた乗り合いタクシー 便数減らし再開 石川 能登町

石川県能登町では、地震のあと運休が続いていた地域の乗り合いタクシーが、20日から便数を減らしたうえで、再開されました。

能登町の乗り合いタクシーは、自宅などと役場や公立病院がある中心部の宇出津地区を結ぶ交通手段として、町民が1回700円で利用できますが、地震で道路にひびが入るなどの被害が出たことから運休していました。

その後、道路の修繕が進んだことから、通常よりも便数を減らしたうえで20日から再開されました。

能登町時長で1人暮らしをしている上谷美千代さん(79)は、自宅から宇出津地区にある公立病院に通院するため、乗り合いタクシーを利用しました。

上谷さんは「薬がなくなったのできょうから再開と聞いて早速利用しました。助かりました」と話していました。

能登町企画財政課の綱屋栄次郎係長は「病院や買い物に行けないという声が多く、少しでも早く再開させたいという思いだったので安心しています。復興につながればと思います」と話していました。

乗り合いタクシーは平日に往復合わせて4便が運行され、利用する場合は、事前に登録した上で前日までに予約が必要です。

連絡先は予約センター、0768-62-1316で、平日午前9時から午後1時まで受け付けています。

避難所からも利用できます。