吉田正尚 キャンプ入りで意気込み “強いライナーを外野に”

大リーグ、レッドソックスの吉田正尚選手がフロリダ州で2年目のキャンプに入り、主に指名打者として起用されると見られる新たなシーズンに向けて「強いライナーを外野に打つことを心がけていきたい」と意気込みを話しました。

レッドソックスで2年目を迎えた吉田選手は19日、フロリダ州フォートマイヤーズのキャンプ地で全体練習の初日を迎えました。

午前7時半に球場に入った吉田選手は前日からの雨の影響で屋外での打撃練習に参加できる人数が限られたため、屋内の練習場で調整しました。

昨シーズン、吉田選手は主にレフトのポジションで起用されていましたが、今シーズンについてはコーラ監督が「指名打者での出場が増えると思う。レフトの守備にもつくが、打席に立つ機会は去年よりも多くなるはずだ」と話すなど、打率でリーグ5位の2割8分9厘をマークしたバッティングに一層の期待をかけています。

吉田選手は「数字に関しては1年目でよくやったと言う人もいるが、自分の中では日本の時の数字のイメージがどうしても残っているので全然ダメだったなというイメージでいる」と厳しく自己評価しました。

その上で「2アウトランナーなしでのヒットだったり、得点に絡めなかったというのは自分がいちばん分かっているつもり。アメリカではアウトの内容にもフォーカスされるので、とにかく強いライナーを外野に打つことを心がけていきたい」と意気込みを話していました。

また、プロ野球・オリックス時代のチームメートの山本由伸投手がドジャースに入団したことについては「本当に日本を代表する投手だったので、アメリカで戦えるのはすごく楽しみ。日本でも練習で1打席くらいしか対戦したことがなく、確かセンターフライだったと思う」と対戦を心待ちにしていました。

レッドソックスとドジャースは7月にロサンゼルスで3連戦が予定されています。